今年5月10日に フィリピンの大統領選挙が行われる。 6年に1度に1度、行われる大統領選挙は 間違いなくフィリピンの将来を
左右するだけに非常に大切な選挙である。今まで、政治改革・経済開発・汚職・貧困撲滅などで成果を上げられず発展を続ける近隣
諸国に比べて遅れを指摘され、「アジアの のろま」とまで見下されている。 では,早速今回の大統領選候補の横顔を見てみよう。


大統領候補:ベニグノ・アキノ上院議員

アキノ上院議員

ロハス上院議員
@政党:自由党(LP)
A副大統領候補:ロハス上院議員
Bニックネイム:ノイノイ
C生年月日:1960年2月8日
D出身地:首都圏マニラ市
E家族:父は、1983年8月に暗殺されたアキノ元上院議員。 母は故アキノ元大統領と
    まさに「政界のサラブレット」。 妹クリス・アキノさんは国民的な人気者で
    フィリピン人なら誰でも知っている。
F学歴:名門私立アテネオ大卒
G経歴:1998年〜2007年下院議員、2007年上院議員に。故アキノ大統領の死去
    (昨年8月)を機に、出馬要請の大合唱が起き出馬を決意。
H公約と最近の発言:故アキノ大統領の継承。アロヨ大統領の資産隠し疑惑の追及、
          財政正常化、ビジネス環境の整備など。新税・増税不要論も主張。
H最近支持率:44%

大統領候補:マヌエル・ビリヤール上院議員

ビリヤール上院議員

レガルダ上院議員
@政党:国民党(NP)
A副大統領候補:レガルダ上院議員
Bニックネイム:マニー
C生年月日:1949年12月13日
D出身地:マニラ市トンド
E家族:シンシア夫人は下院議員。息子2人。娘1人。
F学歴:フィリピン大卒
G経歴:貧困地区で知られるマニラ市トンド出身を強調し、有力実業家に上り詰めた事
     を「勲章」としている。住宅・墓地・不動産産業で莫大な資産を築く。1992年
     に下院議員、1998年に同議長。2001年、上院議員。
H公約と最近の発言:貧困撲滅、環境保護など。幹線道路C5延伸事業費二重計上汚職
           疑惑が足かせになる可能性も。
H最近支持率:33%

大統領候補:ギルバード・テオドロ前国防長官

テオドロ前国防長官

マンザノTV司会者
@政党:ラカス・カンピCM
A副大統領候補:マンザノ(TV司会者)
Bニックネイム:ギボ
C生年月日:1964年6月14日
D出身地:マニラ市
E家族:フィリピン有数の財閥、コファンコ・サンミゲル社会長が叔父。
     アキノ上院議員とは遠縁にあたる。
F学歴:アメリカ・ハーバード大法科大学院卒業
G経歴:1998年に下院議員に当選、3期9年を務める。 2007年8月に国防長官に就任し
     たが、昨年の襲来時、被災者支援で指導力不足をさらけ出した。
H公約と最近の発言:「均衡のとれた改革」、教育制度の充実、インフラ整備などを
            目指すが、基本的にはアロヨ減大統領の政策を継承。
H最近支持率:5%

大統領候補:ジョセフ・エストラダ前大統領

エストラ-ダ前大統領

ビナイ市長
@政党:民衆の力(PMP)
A副大統領候補:ビナイ・マカティ市長
Bニックネイム:エラップ
C生年月日:1937年4月19日
D出身地:マニラ市トンド
E家族:息子が上院議員、首都圏サンファン市長など一家で政界に進出。
     ルイス夫人も上院議員を務めた。
F学歴:マプア工科大中退
G経歴:中退後、俳優となる。 1998年6月、第13代大統領に就任。 2001年失脚。
     俳優時代は正義のヒーロー役を演じ人気を博する。貧困層を栗田に返り咲きを
     狙う。
H公約と最近の発言:貧困撲滅、教育充実化、ミンダナオ和平達成。
H最近支持率:15%


2009.2.01


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